
株式会社DTSは日本の独立系システムインテグレーションベンダーだ。
この記事では株式会社DTSの財務データをもとに企業研究を行う。
目次
【3 steps 企業研究】5分でわかる株式会社DTS
株式会社DTS(以下: DTS)は金融・通信むけシステムに強みをもつSI企業だ。
展開している事業は上図の通りだ。
【Step 1】損益計算書からDTSの収益性をみる
損益計算書の数字からDTSの収益性を見てみよう。
売上高は横ばい。
売上総利益、営業利益は上昇傾向だ。
前年比成長率は上図の通りだ。
売上総利益と営業利益は良好に成長している。
2019年3月期の売上総利益率は20.20%。
ビジネスとして良好な数字だ。
2019年3月期の売上高営業利益率は11.29%。
良い数字だ。稼ぐ力は強い。
【Step 2】貸借対照表からDTSの安全性をみる
次は貸借対照表の数字から安全性を見ていく。
直近の株主資本比率は75.07%。
一般的に30%から40%が望ましい水準だ。
したがってDTSの株主資本比率は安全水準だ。
直近の固定長期適合率は26.62%。
固定長期適合率は100%以下が望ましいと言われる。
したがって固定長期適合率も安全水準だ。
直近の流動比率は362.19%だ。
流動比率は100%以上が望ましい水準だ。
したがって流動比率からも企業の安全性は良好だ。
【Step 3】キャッシュフロー計算書からDTSのお金事情をみる
直近のキャッシュ・フロー(以下: CF)の数値を見てみよう。
営業活動によるCFはプラス、投資活動によるCFはマイナス、財務活動によるCFはマイナスだ。
フリーCFはプラスだ。
良好なCFだ。
しっかり稼ぎ、しっかり投資している。
まとめ
DTSは稼ぐ力が強く、安全性も高い企業だ。
CFも良好だ。
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この記事を機に読者の皆様自身の視点を得られたら幸いだ。
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本記事で使った資料
株式会社DTS 2019 年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
株式会社DTS 平成30 年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
株式会社DTS 平成29 年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
株式会社DTS 平成28 年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)