
株式会社 電通国際情報サービス は、株式会社電通の子会社だ。
電通グループに対する基幹システムの提供が主な利益源だ。
この記事では株式会社電通国際情報サービスの財務データをもとに企業研究を行う。
目次
【3 steps 企業研究】5分でわかる株式会社電通国際情報サービス
株式会社電通国際情報サービス(以下: ISID)は電通グループの基幹システム提供を主事業とする企業だ。
事業セグメント別売上高構成比率は下図の通りだ。
事業セグメント別営業利益構成比率は下図の通りだ。
【Step 1】損益計算書からISIDの収益性をみる
損益計算書の数字からISIDの収益性を見てみよう。
2018年12月期は売上収益、売上総利益、営業利益すべて伸びている。
前年比成長率は上図の通りだ。
2018年12月期の成長率は突出している。
2018年12月期の売上総利益率は33.09%。
ビジネスとして良い数字だ。
2018年12月期の売上高営業利益率は9.05%。
企業としての稼ぐ力は強い。
【Step 2】貸借対照表からISIDの安全性をみる
次は貸借対照表の数字から安全性を見ていく。
直近の株主資本比率は63.20%。
一般的に30%から40%が望ましい水準だ。
したがってISIDの株主資本比率は安全水準だ。
直近の固定長期適合率は26.54%。
固定長期適合率は100%以下が望ましいと言われる。
したがって固定長期適合率も安全水準だ。
直近の流動比率は248.65%だ。
流動比率は100%以上が望ましい水準だ。
したがって流動比率も安全水準だ。
【Step 3】キャッシュフロー計算書からISIDのお金事情をみる
直近のキャッシュ・フロー(以下: CF)の数値を見てみよう。
営業活動によるCFはプラス、投資活動によるCFはマイナス、財務活動によるCFはマイナスだ。
フリーCFはプラスだ。
素晴らしいCFだ。
営業活動でしっかり稼ぎ、適度な投資を行っている。
まとめ
ISIDは稼ぐ力が強く、企業の安全性も高い。かつCFも良好だ。
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この記事を機に読者の皆様自身の視点を得られたら幸いだ。
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本記事で使った資料
株式会社電通国際情報サービス 2018年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
株式会社電通国際情報サービス 平成29年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
株式会社電通国際情報サービス 平成28年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
株式会社電通国際情報サービス 平成27年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)