
兼松エレクトロニクス 株式会社は、ITサービスを開発・提供する企業だ。
この記事では兼松エレクトロニクス株式会社の財務データをもとに企業研究を行う。
目次
兼松エレクトロニクス | 企業研究
兼松エレクトロニクス株式会社(以下: KEL)はITサービスに強みをもつ企業だ。
事業別セグメント売上高構成比率は上図の通りだ。
【Step 1】損益計算書からKELの収益性をみる
損益計算書の数字からKELの収益性を見てみよう。
売上収益、売上総利益は横ばいだ。
営業利益は右肩上がりだ。
前年比成長率は上図の通りだ。
営業利益の成長率が素晴らしい。
2019年3月期の売上総利益率は28.33%。
ビジネスとして非常に魅力的だ。
2019年3月期の売上高営業利益率は14.95%。
稼ぐ力が強い企業だ。
【Step 2】貸借対照表からKELの安全性をみる
次は貸借対照表の数字から安全性を見ていく。
直近の株主資本比率は71.68%。
一般的に30%から40%が望ましい水準だ。
したがってKELの株主資本比率の安全水準だ。
直近の固定長期適合率は9.39%。
固定長期適合率は100%以下が望ましいと言われる。
固定長期適合率は非常に安全な水準だ。
直近の流動比率は378.51%だ。
流動比率は100%以上が望ましい水準だ。
したがって流動比率も安全だ。
【Step 3】キャッシュフロー計算書からKELのお金事情をみる
直近のキャッシュ・フロー(以下: CF)の数値を見てみよう。
営業活動によるCFはプラス、投資活動によるCFはマイナス、財務活動によるCFはマイナスだ。
フリーCFは大きなプラスだ。
非常に健全なCFだ。
営業活動で良く稼いでいる。
他方で投資が小さい。財務CFは配当金の支払いのみ。
将来への投資案件が欲しいところだ。
まとめ
KELは非常によく稼ぐ企業だ。
あえて課題を上げるなら、新規事業アイデアと実行だ。
このサイトでは5分でわかる企業研究レポートを書いている。他のレポートもぜひとも読んでほしい。
各指標の意味を知りたい人はこの記事をチェックしてほしい。
この記事を機に読者の皆様自身の視点を得られたら幸いだ。
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本記事で使った資料
兼松エレクトロニクス株式会社 2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
兼松エレクトロニクス株式会社 平成30年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
兼松エレクトロニクス株式会社 平成29年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
兼松エレクトロニクス株式会社 平成28年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)