【面接で一目置かれる企業研究】財務情報が示す豊田通商の実態

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「豊田通商の面接で何話せば良いのかわからない。」

「商社って憧れるけど何やっているのか良くわからない。」

このような悩みを持っている皆様に見ていただきたい。

本記事は、損益計算書(以下P/L)、貸借対照表(以下B/S)、キャッシュフロー計算書(以下C/F)の数字をもとにした、豊田通商株式会社の企業研究レポートだ。

【面接で一目置かれる企業研究】財務情報が示す豊田通商の現実

豊田通商株式会社は、日本の総合商社だ。

会社名からもわかる通りトヨタグループの一員だ。

豊田通商が展開する事業の詳細は『事業紹介』で確認できる。

本記事では、P/L、B/S、C/Fから豊田通商株式会社を調べる。

本記事で使用している数値データは以下の資料を参考にしている。

P/Lから読み解く豊田通商|良くも悪くもトヨタ色

ここでは、P/Lの数字から本業で稼ぐ力を見ていく。

収益規模は5大総合商社レベル。しかし儲けの部分が薄い

2019年3月期の収益は約6兆7,627億円。

売上総利益は約6,384億円。

営業利益は約2,178億円。

図からもわかる通り儲けが薄いビジネスだ。

売上総利益率は一桁台

2019年3月期の売上総利益率は9.44%。

売上高営業利益率は3.22%。

売上高営業利益率はKAIZENの賜物なのだろう。

しかし9.44%という売上総利益率は事業として厳しい数字だ。

B/Sから読み解く豊田通商 | 自己資本比率は低い、他の安全指標は基準をクリア

次はB/Sの数字から豊田通商の安全性を見ていく。

まずはB/Sの主要な数字を確認

それでは各数字を使って豊田通商の安全性を見ていく。

自己資本比率

自己資本比率とは総資本に対する自己資本の比率

自己資本比率は以下の計算式で算出する。

自己資本比率=親会社の所有者に帰属する持分合計/(資本+流動負債+非流動負債)

諸説あるが30%から40%が安全といわれる理論値だ。

したがって、直近の自己資本比率26.92%は理論値に達していない。

流動比率

流動比率とは、流動負債に対する流動資産の比率。企業の一年以内の債務返済能力を測る指標

流動比率は以下の計算式で算出する。

流動比率=流動資産/非流動資産*100

流動比率は100%以上で安全と言われる。

したがって直近の148.32%は安全水準だ。

固定長期適合率

固定長期適合率とは、返済を必要としない資金に対する固定資産に使われている資金の比率。企業の一年以上の債務状態を測る指標

固定長期適合率は以下の計算式で算出する。

固定長期適合率=非流動資産/(親会社の所有者に帰属する持分合計+非流動負債)

固定長期適合率は100%以下が望ましい。

したがって直近の69.49%は安全水準だ。

C/Fから読み解く豊田通商 | 健全なキャッシュフロー

営業キャッシュフローとは、企業が営業活動で生み出したお金

投資キャッシュフローとは、企業が投資に使ったお金、もしくは投資で得たお金の合計

財務キャッシュフローとは、企業が金融機関から借入した、あるいは返済したお金の合計

フリーキャッシュフローとは、企業が自由に使えるお金

フリーキャッシュフローは以下の計算式で算出する。

フリーキャッシュフロー=営業キャッシュフロー+投資キャッシュフロー

一般的に健全なキャッシュフローとは、営業キャッシュフローがプラス、投資キャッシュフローがマイナス、財務キャッシュフローがマイナス、フリーキャッシュフローがプラスの状態だ。

豊田通商の2019年3月期のC/Fを見ると、営業キャッシュフローはプラス、投資キャッシュフローはマイナス、財務キャッシュフローはマイナス、フリーキャッシュフローはプラスだ。

これは非常に健全なC/Fだ。

営業活動でしっかり稼ぎを出し、その資金を投資に充てている。

地に足ついたお金の使い方だ。

まとめ

豊田通商は儲けの薄い事業を展開している。

一方で、企業としての安全性は高い。

かつ豊田通商のC/Fでは非常に健全なキャッシュフローが確認できる。

良くも悪くもトヨタグループの一員という特色が出ている。

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