転職を考えたらやるべき企業研究のやり方

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転職に失敗しないためにやるべきことは企業研究です。

この記事では企業研究のやり方を徹底的に紹介します。

なぜ転職活動で企業研究が必要なのか

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企業の戦略を理解するため

企業の戦略を理解する理由は良い戦略が利益につながるからです。

(…略…)利益の源泉である戦略で勝負できれば、持続的な利益を獲得しうるということです。

出所: ストーリーとしての競争戦略(p.100)

儲かる企業は良い戦略を掲げています。

企業が儲かることによって働く環境や給与が良くなります。

企業研究は企業がドロ船なのか豪華客船なのかを見分けるために必要なのです。

企業が補強すべきポイントを明確にするため

転職活動とは営業活動です。つまり自分という商品を企業に売り込む活動です。

売り込むためには相手が何を必要としているのかを知る必要があります。

  • 企業が今どういうことを実現したいの。
  • 実現するために今何が足りないのか。

企業研究はこの2点を明らかにするために欠かせない作業です。

転職活動のための企業研究のやり方 4つのステップ

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ステップ1 ネットで情報収集

企業のホームページ

情報収集は企業のホームページで行います。

特にIR情報のページには企業情報がわかりやすく整理されています。

IR情報のページは企業が投資家のために用意したものです。

公式情報はすべてIR情報のページにあると断言できます。

グーグル検索で「企業名 IR」と検索すれば表示されます。

市販の書籍から情報を得る

業界研究シリーズは各社から出版されています。

日本経済新聞出版社や東洋経済新報社から出版されている本は信頼性も高いです。

ステップ2 決算説明会資料を読んで企業の概要を把握する

企業は様々なIR資料を用意していますが、その中で特に役立つのが決算説明会資料です。

これは企業の経営陣が投資家・アナリストのために開催する説明会で使用される資料です。

各事業の実績と見通し、力を入れている商品・サービスを簡潔に説明されています。

グーグルで「企業名 決算説明会資料」と検索すれば見つかります。

ステップ3 財務3表を読んで企業の実態を把握する

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財務3表とは、貸借対照表(B/S)、損益計算書(P/L)、キャッシュフロー計算書(C/F)です。

貸借対照表 (以下B/S)

B/Sとは家庭でいう通帳です。

どれくらいの現金があって、借金がいくらあってなどの情報が書かれています。

B/Sで見るべきポイントは以下の通りです。

  1. 流動資産
  2. 固定資産 (非流動資産)
  3. 流動負債
  4. 固定負債 (非流動負債)
  5. 資本
    (=株主持分+非支配持分)
  6. 自己資本比率
    (=株主持分/資本+流動負債+非流動負債)
  7. 流動比率
    (=流動資産/流動負債)
  8. 長期固定適合率
    (=非流動資産/株主持分+非流動負債)

自己資本比率、流動比率、長期固定適合率は企業の安全性をみる指標です。

自己資本比率は30%から40%が一般的な水準です。

自己資本比率が30%以下なら危険、40%以上なら安全と言えます。

流動比率は100%以上が望ましいです。

長期固定適合率は100%以下が望ましいです。

損益計算書(以下P/L)

P/Lとは「どういうお仕事」なのかを説明してくれる資料です。

今のお仕事は儲かるのか。このお仕事は成長性があるのかがわかります。

P/Lで見るべきポイントは以下の通りです

  1. 売上高 (収益)
  2. 売上総利益
  3. 営業利益
  4. 経常利益
  5. 税引き前当期純利益
  6. 当期純利益
  7. 売上総利益率
    (=売上総利益/売上高*100)
  8. 営業利益
    (=営業利益/売上高*100)
  9. 売上高成長率
    (=当期売上高/前期売上高*100)
  10. 売上総利益成長率
    (=当期売上総利益/前期売上総利益*100)
  11. 営業利益成長率
    (=当期営業利益/前期営業利益*100)

売上総利益率はビジネスの儲かり具合を示す指標です。売上総利益率が高ければ高いほど儲かるビジネスです。

営業利益率は企業の本業の儲かり具合を示す指標です。営業利益率が高ければ高いほど本業の調子が良いということです。

売上高成長率と売上総利益成長率はその業界の成長性を示す指標です。

売上高成長率と売上総利益成長率が高ければ高いほど業界が成長していると言えます。

営業利益成長率は企業の本業の成長率です。

営業利益成長率が高ければ高いほど本業が成長しているということです。

キャッシュフロー計算書 (C/F)

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C/Fとは家庭でいう家計簿です。

C/Fではどこからお金が入ってきて、どこにお金を使ったのかが書かれています。

そしてどれくらいのお金を自由に使うことができるのを知ることができます。

C/Fで見るべきポイントは以下の4つです。

  1. 営業活動によるキャッシュフロー
  2. 投資活動によるキャッシュフロー
  3. 財務活動によるキャッシュフロー
  4. フリーキャッシュフロー
     (=営業活動によるキャッシュフロー+投資活動によるキャッシュフロー)

営業活動によるキャッシュフローとは本業で稼いだお金です。会社員でいう給料です。

営業活動によるキャッシュフローは普通プラスになります。

マイナスだと本業が赤字の状態です。働いたら働くだけお金が無くなるやばい状態です。

投資活動によるキャッシュフローとは投資活動で使ったお金と稼いだお金の合計です。

会社員でいうと株で儲けた・損したお金がこれに該当します。

一般的にマイナスです。なぜなら企業は事業に投資し、本業で稼ぎを出すからです。

企業が構造改革の時、投資活動によるキャッシュフローがプラスになる場合があります。

具体的には持っている土地やビルを売ったりする場合です。

財務活動によるキャッシュフローは銀行から借りたお金と返したお金の合計です。

財務活動によるキャッシュフローは普通であればマイナスになります。

なぜなら企業はお金を借りて今後伸びていく事業に使っていくからです。

フリーキャッシュフローとは、企業が自由に使えるお金のことです。

企業はフリーキャッシュフローがプラスであるべきです。

フリーキャッシュフローがマイナスの状態が続くとその企業は破産します。

以下のような企業が優良企業です。

  • 営業活動によるキャッシュフローがプラス
  • 投資活動によるキャッシュフローがマイナス
  • 財務活動によるキャッシュフローがマイナス
  • フリーキャッシュフローがプラス

以下のような企業は存在意義がない企業です。

  • 営業活動によるキャッシュフローがマイナス
  • フリーキャッシュフローがマイナス

C/Fに注目するだけで企業の実態がわかります。

ステップ4 中の人とのつながりを作る

なぜ企業の中の人とつながりをつくるのか。

それは資料だけでは実際の仕事内容はわからないからです。

決算資料でわかるのは企業の全体像です。

一方で従業員として求められるのは現場での実務です。

現場での仕事内容や雰囲気は実際に経験しないとわかりません。

そこで転職サービスを使って企業の中の人とつながりをつくることが重要なのです。

社員のクチコミが豊富なサービス

Vorkers

転職会議

社員と実際に会って話せるサービス

ウォンテッドリー

CoffeeMeeting(コーヒーミーティング)

転職エージェントサービス

ビズリーチ

リクルートエージェント

企業研究の注意点

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わからないものはわからない

企業研究していく中で調べてもわからないことはあります。

わからないことは悪いことではありません。

調べてもわからなかったことはメモしておきましょう。

そして実際に企業の中の人に会った時や面接の時に質問してみましょう。

本気で調べてわからなかったことなら素晴らしい質問になっているはずです。

信憑性の低い情報に気をつける

ネット上には信憑性の低い情報がたくさんあります。

どんなに優良な企業です。悪意ある評価をしてくる人は一定数います。

その情報が本当に事実に基づいているのかをしっかり自分で考えることが大事です。

区切りをつける

企業研究をしていると面白くなってどんどん深く調べてしまいます。

これは素晴らしいことですが、いったん区切りをつけて活動を始めるのも重要です。

「ここまで調べたら職務経歴書を書く」といった目標を予め立てると良いです。

まとめ

本記事では転職活動のための企業研究の方法を紹介しました。

このサイトでは5分でわかる企業研究レポートを書いています。

当サイトでは以下の業種の企業研究レポートを掲載している。

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IoT関連企業記事一覧

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