
ダブルスタンダードとデータセクションは、両社とも ビッグデータ 分析領域のベンチャー企業だ。
具体的には、以下のような比較研究を行う。
- ROAの比較
- ビジネスモデルの分析と収益性の比較
本エントリでは、ROAの比較を行う。
ビッグデータ | ダブルスタンダードとデータセクションのROA比較
本エントリでは、ダブルスタンダードとデータセクションのROAの推移を比較する。
さらにROAの内訳である売上高事業利益率と総資本回転率の比較をする。
収益性と資産効率性の二つの側面から、両社を比較していく。
本エントリで使用する指標の計算式は以下の通り。
ROA=事業利益÷総資本=売上高事業利益率×総資本回転率
売上高事業利益率=事業利益÷売上高
総資本回転率=売上高÷総資本
事業利益=営業利益+営業外収益
ROAの比較
ダブルスタンダードの2019年3月期ROAは40.36%だ。
データセクションの2019年3月期ROAは3.75%だ。
同じビッグデータ分析領域の企業であるが、ROAは二社で大きく違う。
ダブルスタンダードのROAは、FY2016で大きく低下しているが、その後は向上している。
一方、データセクションのROAは低下傾向だ。
かつデータセクションのROAは低水準で推移している。
売上高事業利益率の比較
ダブルスタンダードの2019年3月期売上高事業利益率は31.15%。
データセクションの2019年3月期売上高事業利益率は9.42%だ。
ダブルスタンダードは高水準で横ばいだ。
一方ダブルスタンダードは下落傾向だ。
売上高事業利益率も両社間で全く異なる水準だ。
総資本回転率の比較
ダブルスタンダードの2019年3月期総資本回転率は129.56%。
データセクションの2019年3月期総資本回転率は39.87%だ。
ダブルスタンダードの総資本回転率は、FY2016に大きく低下したが、その後は上昇傾向になる。
一方、データセクションの総資本回転率は低水準で横ばいだ。
まとめ
ダブルスタンダードとデータセクションのROAは全く違ったレベルの数値だった。
さらに、ROAの内訳である売上高事業利益率と総資本回転率の数値も両社対称的な数値だった。
ダブルスタンダードの売上高事業利益率と総資本回転率は相対的に良い水準だ。
一方、データセクションの売上高事業利益率と総資本回転率は相対的に悪い水準だ。
次エントリでは、両社のビジネスモデルの分析と収益性の比較を行う。