【企業研究】SCSKと野村総合研究所の比較研究

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SCSKと野村総合研究所(以下: NRI)の比較研究だ。

本エントリでは、以下の指標の比較をする。

  1. 規模の比較
  2. 収益性の比較
  3. 安全性の比較

【企業研究】SCSKとNRIの比較

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SCSKと野村総合研究所とも国内ユーザー系のITサービス企業だ。

両者とも大手企業のシステム開発案件をメインに手掛けている。

【規模の比較】NRIが大きい

ここでは企業規模の比較をする。

具体的には、売上高、売上総利益、営業利益の比較を行う。

【売上高の比較】

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2019年3月期の売上高はNRIが約5,012億円に対して、SCSKが約3,587億円。

2015年3月期から2019年3月期の売上高成長率を見ると、NRIは年平均で5.41%に対して、SCSKは年平均で4.77%だ

売上高では、NRIの方が規模が大きく、かつ成長率も高い。

【売上総利益の比較】

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2019年3月期の売上総利益はNRIが約1,647億円に対して、SCSKが約887億円。

2015年3月期から2019年3月期の売上総利益成長率を見ると、NRIは年平均で8.98%に対して、SCSKは年平均で5.19%だ。

売上総利益でも、NRIの方が規模が大きく、かつ成長率も高い。

【営業利益の比較】

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2019年3月期の営業利益はNRIが約714億円に対して、SCSKが約384億円。

2015年3月期から2019年3月期の売上総利益成長率を見ると、NRIは年平均で8.53%に対して、SCSKは年平均で8.20%だ。

営業利益でも、NRIの方が規模が大きく、かつ成長率もNRIがやや高い。

【収益性の比較】NRIの数値が良い

ここでは、SCSKとNRIの収益性指標の比較を行う。

具体的には、売上総利益率、売上高営業利益率を比較する。

【売上総利益率】

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2019年3月期の売上総利益率は、NRIが32.87%、SCSKが24.74%だ。

同業種でも売上総利益率に大きな開きがある。

NRIの方が原価コストの割合を低く抑えられている。

【売上高営業利益率】

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2019年3月期の売上高営業利益率は、NRIが14.25%、SCSKが10.74%。

販管費率に関してはSCSKの方が低く抑え垂れている。

しかしながら、企業としての稼ぐ力としてはNRIの方が強い。

【安全性の比較】SCSKの数値が良い

ここでは、自己資本比率、流動比率、固定長期適合率、総資産回転率を比較する。

【自己資本比率】

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2019年3月期の自己資本比率は同水準だ。

自己資本比率は30%から40%が安全水準と言われる。

したがって両社とも安全水準だ。

【流動比率】

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2019年3月期の流動比率は、NRIが229.98%、SCSKが277.16%。

流動比率は100%以上が安全と言われる。

したがって両社とも安全水準だ。

SCSKの方がより安全性が高い。

【固定長期適合率】

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2019年3月期の固定長期適合率は、NRIが72.83%、SCSKが45.74%。

固定長期適合率は100%以下が安全と言われる。

したがって両社とも安全水準だ。

SCSKの方がより安全性が高い。

【まとめ】

本エントリでは、NRIとSCSKの比較を行った。

NRIは規模、収益性ともにSCSKより優位だ。

一方、安全性指標ではSCSKの数値がこの数年で大きく改善され、NRIより良い数値だった。

これら数値面の違いは、両者のビジネスの構造、経営方針の違いによって生じるものだ。

次回は、この違いをもとに両企業のビジネス現場がどのように異なるかを調べていく。

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