Fed, FRB, FOMC とはいったい何?

what is Fed, FRB and FOMC

Fed, FRB, FOMC とはいったい何なのかを整理してみました。

Fed って言うのは、アメリカの連邦準備制度の略称です。

英語だとFederal Reserve System。

日本でいうと、日本銀行みたいなもの。

アメリカ連邦準備制度 ≒ 日本銀行 ?

そう、アメリカの場合は、色々な組織が一緒になって、連邦準備制度っていうのを運営しているから、制度なんです。

具体的には、

  • 連邦準備制度理事会(英語: Board of governors of the Federal Reserve system、 FRB)
  • 地区連銀
  • 公開市場委員会 (英語: Federal Open Market Committee、FOMC)

っていう3つの組織をひとまとめにして、連邦準備制度って言います。

Fedのお仕事って最終的に何を達成したいのかというと、3つあって、

  • アメリカの雇用の最大化
  • アメリカの物価の安定
  • アメリカの穏やかな長期金利

を実現することです。

では1つづつ見ていきましょう。

【 FRB 】まずは、連邦準備制度理事会

連邦準備制度理事会(以下: FRB) 名前の通り、連邦準備制度の理事会です。

理事会には、合計で7人のメンバーで構成されています。

7人のメンバーの内、議長が1人いて、副議長が1人。そして残りの5人が普通の理事です。

理事7人とも、アメリカ大統領に任命されて、上院が承認して、はれて理事に就任できます。

 

FRBがやることは主に3つあって、

1つめは、公開市場操作の基本方針決定に参加すること。

これが一番重要なお仕事。

 

2つめは公定歩合変更を決定すること。

公定歩合っていうのは、簡単いうと、銀行が地区連銀からお金を借りるときの金利。

 

3つめは、預金準備率を設定すること。

 

重要なのでもう一回いうと、FRBのお仕事の中で、一番重要なお仕事は1つめの、公開市場操作の基本方針決定に参加することです。

これって、つまりは、アメリカの金融政策を決めることです。

 

最初にも言いましたが、Fedのお仕事って最終的には

  • アメリカの雇用の最大化
  • アメリカの物価の安定
  • アメリカの穏やかな長期金利

を実現することです。

そして、特に重要なのが、雇用の最大化と物価の安定

この2つは重要すぎて、「二つの使命」って呼ばれています。

 

よく株価が下がってとか、不景気になってとかで、FRBが金融政策を緩和的なものにするんじゃない?とかいう人がいますが、それって実は間違いで、

正確には、アメリカの雇用が減るとか、アメリカの物価が不安定になるっていう理由で金融政策が緩和的なものになったりします。

逆の場合、つまり雇用が増えて、物価も安定していたら、金融政策は引き締め的なものになる。

だから、FRBの理事たちは、世界中のビジネスパーソンたちから超絶注目されています。

次に、地区連銀を見てみよう。

アメリカって、12の地区に分けられていて、各地区ごとに連邦準備銀行っていう銀行を置いています。

この12の地区の連邦準備銀行が、地区連銀です。

この地区連銀は、FRBに監督されていて、例えば、地区連銀の取締役の一部を、FRBが任命します。

 

地区連銀って実は普通の独立した株式会社でして、三菱UFJ銀行とか、三井住友銀行とかと形式上は同じです。

なので、もちろん取締役会もあります。

ただ、地区連銀の場合、取締役会が特徴的です。

地区連銀の取締役は、合計9名でして、Aクラス、Bクラス、Cクラスの3つのクラスにわかれています。

各クラスともに3人で、合計して9人。

 

このうちのCクラス3人をFRBが任命します。

Aクラス3人は、地区連銀に加盟している民間銀行から選ばれます。

そして、Bクラスの3人は、銀行業以外の分野から、民間銀行が選びます。

 

そして、取締役9人から構成される地区連銀の取締役会は、地区連銀の総裁を任命します。

 

で、FRBが地区連銀の総裁を任命を承認して、その地区連銀の総裁が決まります。

 

FRBの地区連銀への監督って、取締役3人の任命と総裁の承認っていう監督以外にも、公定歩合の申請・承認っていうものがあります。

 

公定歩合っていうのは、さっき言った通り、銀行が地区連銀からお金を借りるときの金利です。

地区連銀がこの金利を上げ下げしたいとき、「金利上げたいです(下げたいです)。」ってFRBに申請して、FRBが「いいよー」って言ったら金利が変わります。

反対に、「ダメー」って言われたら金利は変わりません。

 

地区連銀のもうひとつ、とっても重要なお仕事があって、それが公開市場操作の基本方針決定に参加することです。

そう、FRBの一番重要な仕事と同じです。

ひとつFRBと違う点は、FRBがメンバー7人全員で参加するのに対して、地区連銀からは、ニューヨーク連銀の総裁とその他の地区連銀の内の4人の合計5人が参加します。

 

12の地区連銀は次の通りだ。

  • ボストン連銀
  • ニューヨーク連銀
  • フィラデルフィア連銀
  • クリープランド連銀
  • リッチモンド連銀
  • アトランタ連銀
  • シカゴ連銀
  • セントルイス連銀
  • ミネアポリス連銀
  • カンザスシティ連銀
  • ダラス連銀
  • サンフランシスコ連銀

【 FOMC 】最後に、公開市場委員会を見てみよう。

公開市場委員会 federal open market committee (以下: FOMC)はアメリカの金融政策を決める最高意思決定機関です。

日本でいうと日本銀行の政策委員会です。

 

この公開市場委員会で、アメリカの公開市場操作の基本方針、つまりは金融政策が、多数決で決められます。

決められた方針はニューヨーク連銀に向けて指令されて、ニューヨーク連銀が実際に執行します。

 

FOMCで議論される論点は、Fedの最終目標と同じで、

  • アメリカの雇用の最大化
  • アメリカの物価の安定
  • アメリカの穏やかな長期金利

 

公開市場委員会の参加者は、合計で12人。

FRBの7人、ニューヨーク連銀の総裁、ニューヨーク連銀以外の地区連銀総裁4人。

ニューヨーク連銀以外の地区連銀の総裁は1年交代で参加します。

 

公開市場委員会は年に8回、ワシントンにある連邦準備制度理事会会議室で開催されます。

たった12人がアメリカの金融を動かしているってなんかカッコいいですね。

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